きいろのダイヤモンド

3年と半年前にわたしが見つけた原石は まだ自分が何者かわかっていないようで そんな不安定なかわいい原石にわたしはどうしようもなく惹かれた

 


“柔らかくていい子“今じゃ想像もつかない長尾くんの最初の印象 長尾くんを知ってすぐ いろんなコンテンツを半ば猟奇的に漁ったけれど なんだろう 全体的に“ふわふわ”していた 表情も声色も佇まいも見える意思もすべて どんな子なのか どうなりたいのか わからなかった 本人もわからなかったんだと思う “個性”がすべての世界で生きるアイドルの アイデンティティの未確立 苦しかったはず 耐えて ひたむきに進んでくれてありがとう あなたは今 自分で創った道を堂々と歩いているよ

 


これはあくまでわたしの感覚だけれど 俺スカ辺りから長尾くんの自我が見え出した気がしてる なんか・・・強い・・・強い子だなあ・・・ わたしこんな強い子応援してたっけ・・・って ちょっとびっくりするぐらいガラッと変わって 前に雑誌か何かで「ほんとの俺は今みたいな元気で明るい俺で、昔はそれをアイドルをしている中で見せられなかった」みたいなニュアンスのことを言っていて だからこの変化は長尾くん自身が変わったのではなく“アイドル長尾謙杜”としての変化なのだとわかって わたしはすごく嬉しかったなあ 自分の芯をアイドルとして武器にした彼はすごく眩しくて その時わたしは彼に2度目の恋に落ちたみたい

 


長尾くんのどこが好き?と聞かれたら わたしは1番に「強いところ」と答える かわいい顔も元気な声も無邪気なところも全部好きだけど わたしは長尾くんの強さがどうしようもなく好き 揺らがない確固たる自分と 自分が自分であるという自信が好き だけど デビュー発表の瞬間 頼れる兄たちの前で末っ子の顔をしてわんわん泣く長尾くんはまだこどもで それをさらけ出せる人がいること 場所があることがすごく嬉しかったし安心した 強い大人の仮面を被った純粋無垢なひとりのこども 若くして表舞台に立つアイドルの脆さはここにあるんじゃないかと思う 強くなければ生きられない世界で 強くなろうとするより先に 自らが持つ強さでとっくに輝いていた長尾くんが好き でも 寂しいからあんまり早く大人にならないでってわがまま?

 

 

個性と強さを武器にして 今じゃ立派ななにわ男子のデザイナー 不安定な原石は美しいきいろのダイヤモンドになったみたい 3年半前ひとめぼれしたその日から 長尾くんはわたしの心の拠り所で 救いで 人生の軸で “幸せ”そのものだった 大人になった長尾くんはきっと 変わらず好きなことに飛び込んでキラキラ輝いているんだろうな たくさんのアイドルの中で長尾くんを見つけて好きになったこと わたしの人生のたからものです

 

 

ずっと幸せでいて

長尾くん 20歳のお誕生日おめでとう